みなさんこんにちは。
MBAで行きたいスクールは人それぞれですし、目標とすることも違いますよね。
ビジネススクールごとの特色はなかなか外からはわかりづらい部分もあって、受験校選びには苦労されているのではないでしょうか?
そんなあなたにお伝えしたいことがあります。
あくまでひとつの考え方として聞いていただきたいのですが、私は
「そもそもスクール間の微妙な違いなんて、真剣に考えても時間のムダ」
だと思うのです。
正直言って、私はMBAの受験校選びはスクールの名前とランキングだけ見れば十分、と思うほどの「ランキング・有名校原理主義者」でしたし、今でもそう。
なので受験校もほぼFTのランキングを上から順に受けている感じでした。
その中でも特にみんなが知っていそうな名前の学校ばかり選んでましたね。
(結果として、受かったスクールは世の中の知名度的にはちょっとアレな感じのところだったのが皮肉ですが。。。何かの天罰でしょうか。)
社費なのか私費なのか、日本に戻るのか戻らないのか、いろいろなパターンはありますが、いずれにせよ有名どころやランキング上位でなければMBAを取る意味は乏しいでしょう。
受験生にとってのMBAランキングの意味
我々MBA受験生にとってのランキングは、とりもなおさず
・就職率
・昇進しやすさ
・給与アップ幅
の3点がいかに高まるか、ということに集約されるといっても過言ではありません。
たとえば、今まで日本企業でチマチマ仕事して年収800万いくかいかないかだったのが、HBSを卒業すれば、一気に転職先で管理職になり、給料も突如2倍!とかいうことが起きるわけです。
そんな界王拳みたいなことができるのが、ランキング上位のMBAの力です。
社費の方にはイマイチこの辺がピンと来ないかもしれませんね。
けど、MBAは海外の転職市場においてはそのくらいのポテンシャルがあるということだけ頭の片隅においてもらえればと思います。
日本企業はビジネススクールの細かい違いなんてこれっぽっちも興味ない
常々、私はMBA受験をされる方に
「○○に強いからこのスクールを選ぶ」
という考え方は意味がないとお伝えしています。(反論もあると思いますが)
需要側、つまりあなたを雇う側から考えていただいてもお分かりいただけるかと思うのですが、正直言って特に日本の人事がMBAを理解しているとは到底思えません。
そもそものところで、日本でMBAをお持ちの人事の方がいったいどのくらいいるでしょうか?
そんな人に、
とかいったところで、
で終わるに決まってますよ。
MBAの多いコンサルなど、業種によってはまだ「違いのわかる」人事の方がいるかもしれませんが、あーだこーだ言うくらいなら一言
「HarvardでMBAを取りました」
のほうが100倍効果があると思います。
これは社費の人も同じ、というかむしろ社費の人のほうが身につまされる話ではないでしょうか?
MBA経験者以外で、IEとIESEの区別がつく人がいたらぜひお会いしてみたいもんです笑
だったら、有名なところや、数値で示せるランキング上位校に行くに限る、って話なのです。
海外は実力主義、という大いなる勘違い
じゃあ、海外で就職したらどうなんだ、という話もあります。
どこのMBAかより、実力がすべてだろう・・・とかって思ったりしませんか?
とんでもない。むしろまったく逆。
ことMBAに関する限り、こんな露骨な学歴格差はないといってもいいでしょう。
ちょっと数字でお示しします。
FTのランキングでTop10に入るスクールの出身者の平均年収はだいたい15万ドルから18万ドルくらいです。最高がStamfordの19.5万ドルですね。
これが30位くらいになるとだいたい12万ドルから15万ドル弱。50位以下だと10万ドルから13万ドルといったところ。
ランキングに沿って、キレイに上から下に並んでいる、というのがMBA界の厳然たる事実なのです。
<参考> http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-ranking-2017
また、そもそもCEOなどの要職につきたいのであれば、海外ではMBAはもはや「ないとやばいかも」レベルといってもいいです。
ホントかよ?と思う方は、ためしにFortune500のCEOでMBAを持ってない人が何人いるか確認されてみてもいいでしょう。
<参考> http://time.com/money/4364104/top-colleges-fortune-500-ceos/
これでもランキングを気にしないとしたら、そういう方はもはやMBA行かなくていいんじゃない?っていう気さえします。
まとめ
ちょっと露骨すぎたかもしれませんが、結局のところMBAは知らない人からすればきわめて中身の違いがわかりにくいものです。
それを説明するのも非常に骨が折れますし、極論あまりみんな興味はないです。
であれば、シンプルで誰にでもわかる指標で選ぶのが合理的ですし、あなたのMBAに対する投資効率もよくなるのではないでしょうか。
なお、ランキングにはいろいろありますので、見比べて自分にとってもっとも有利になるものを選べばいいでしょう。別の記事でその辺もご紹介します。
本日は以上です。