みなさんこんにちは。
海外MBAを志すと一度は、
「キャンパスビジットをしたほうがいい」
という話を聞くと思います。
ですが、特に社費で留学を考えている方にとっては、費用面、そして何より時間のやりくりがタイヘンではないでしょうか?
貴重な夏休みや有給を使ってひたすらビジネススクールめぐりをするのはものすごい負荷がかかりますよね。
実は、私はキャンパスビジットなるものは一切やっておりません。
それでもスクールからちゃんとオファーはもらっています。
であれば、キャンバスビジットをする意味って、いったい何なのでしょう?
今回は、キャンパスビジットをすることのメリデメを考察してみます。
キャンパスビジットのメリットとデメリット
まず、キャンパスビジットについてのメリットは以下のようなことがあります。
【キャンパスビジットのメリット】
・ビジネススクールの雰囲気がわかる
・教授や学生と直接話ができる
・アドミッションに志望度の高さを伝えられる
・生活環境の下調べができる
また、デメリットは以下のとおり。若干重複しますがあえて書きます。
【キャンパスビジットのデメリット】
・お金がかかる
・時間がかかる
・体力的にも負担がかかる
・勉強時間が削られる
まあ、穏当なところでしょう。
キャンパスビジットの投資効果はあるのか
MBA受験はみなさん身をもってお分かりのとおり、とにかく時間がありません。
その時間を何とかやりくりしてTOEFLやGMATのスコアを上げ、エッセイを練り、面接の練習をし、あるいは奨学金の申し込みも終わらせ・・・ということをやっているわけですよね。
ここでちょっと考えてみたいのですが、上に挙げたメリットのうち、現地に行かないと絶対ムリなことっていくつあります?
ビジネススクールの雰囲気については、アラムナイから話を聞いたほうがよっぽどよくわかります。知らない人がたかだか何時間かスクールの中をうろちょろしたところで大した情報は手に入りません。
教授や学生とどうしても話をしたいなら、いまどきSkypeでもなんでも可能ですよね。
はっきり言って、やる気の問題です。
アドミッションへのコンタクトにしてもそう。
わざわざ現地に行かなくたって、アドミッション主催の説明会やMBAフェアなんていくらでもあります。
逆に、そういうものに行かないで突如現地に行ったら、この人情報収集能力ないのかしら・・・と思われても不思議ではありません。
志望度の高さを伝えるどころか、逆に準備不足を自ら露呈してしまったら目もあてられないですよね。
唯一、生活環境についてだけは自分で身にいったほうがいいような気がしますが、これも冷静に考えてみれば合格したあとで十分。
受かるかどうかわからないところの家賃相場なんて見ても無意味です。
これでも、ビジットしますか?
私はココはバッサリ切り捨てました。
そのお金と時間は別のことに振り向けたほうが投資効果が高いと判断したからです。
仮に、だれかに「何でビジットしなかったの?」と面接で言われたらそう言い返すつもりでした。
訊かれなかったけど笑。
キャンパスビジットが有効な場合は限られている
わざわざ時間とお金を犠牲にしてまでビジットして効果がある場合は限られています。
たとえば、去年落ちてしまったところにリベンジする場合。
一度面接までこぎつけていれば、スクールの記録にも残っていることがありますし、アドミッションも覚えているかもしれません。
さすがに2回もやってくるというレベルであれば志望度合いも伝わるでしょう。
(この場合は、下手にSkypeで済まそうとすると逆効果。受け手からすると志望度が下がったかのような印象を与えます)
あるいは逆に、すでにスコアメイクがばっちりできていて、お金の心配もないといった好材料がそろっている場合です。
その場合は、アドミッションや教授をある意味「安心させる」、もしくは「コイツにさっさと合格を出しておいたほうがいいと思わせる」
ということを目的にしてビジットしてみてるのもまあ、ありでしょう。
ただし、その前に日本にいるアラムナイに会って感触をつかんでからのほうがいいと思いますが。
経験者としては、はっきり言ってこのくらいしかビジットする意味がわかりません。
まとめ
キャンパスビジットに使うお金と時間は、本当に意味のあるものでしょうか。
私にはあまりそうは思えませんでした。どっちかというと、ただ自分が安心したいだけじゃないか、っていう気さえしたので。
やや極端な意見かもしれませんが、みなさんが無駄なビジットで消耗しないことを祈っております。