皆さんこんにちは。
TOEFLで一番大事なセクションは、実はListeningだということにお気づきでしょうか?
なぜかというと、SpeakingやWritingでは必ず、自分が聞き取った内容に基づいて回答を作成する問題があるからです。
つまり、そもそも話の内容が聞き取れていないと、回答のしようがないわけですね。
一方で、Listeningほど勉強しづらいセクションもないのではないでしょうか。
目指せ100点!TOEFL Listeningの傾向と対策のページでもお伝えしたとおり、リスニングスキルは教えて身につくものではないと思います。
ただ、スキルを身につけるうえで効率のいいやり方や、それに適した問題集はあると思いますので今回はそれをご紹介したいと思います。
なお、他のセクションと違い、リスニングは勉強法もわかりづらいと思いますので、そこにも少し言及させていただきました。
皆さんのスコアアップの参考になれば幸いです。
Contents
その前に:忙しいMBA受験でも、リスニングの勉強だけは時間をとったほうがいい
本サイトでは、できるだけ効率的にMBA受験を終えられることを目標としています。
なので、基本的には「本当の英語力が云々」とかいうのはどうでもいい・・とまでは言いませんが、そんな悠長なことを言っているヒマはない!というスタンスです。
TOEFLで真の英語力がわかるか、というとちょっとよくわかりませんし、せいぜい足きりにしかならないテストですので、さっさと済ましてしまいたいのはやまやまです。
なのですが、あえてこのリスニングだけは時間をとることを推奨します。
なぜなら、MBA生活においてリスニングから逃れることはできないからです。
ちょっと想像してみてください。
仮にTOEFLを小手先で乗り切ったとしましょう。
その後にはインタビューが待っています。
当然、相手が何を言っているかわからなければアウト。そこまでの苦労が水の泡です。
さらに、実際MBAに合格して授業に出たときのことを考えてみましょう。
毎日、とんでもない量の英語を聞くことになります。他の学生とのディスカッションもそう。
そこで、「リスニングができない」なんてとてもじゃないけど言ってられないのです。
MBA受験で失敗しないためにも、リスニングは優先順位をあげていきましょう。
TOEFL Listeningの勉強法とは
そうは言っても、リスニングはテクニックだけではどうにもなりません。
また、自分のレベルより上のものを聞き込まないと実力がつかないのも事実です。
この点について、Googleの副社長がいいことを言っていました。
いわく、「リスニングは筋トレと一緒」。ホントにそう思います。
ある程度難しいのは承知で、最初は歯をくいしばってひたすら「聞く」ことが勉強法の基本。
当然全部聞き取れるわけないので、一回聞いてはスクリプトをみて、また聞いて・・・というのが地味ですがもっとも効果的なトレーニング方法です。
これを繰り返すうちに、耳が徐々に英語に慣れてきます。筋トレでいう、筋肉がつきはじめたのと同じ状態ですね。
スタート地点別、おすすめの問題集
人それぞれスタート地点は違うと思いますので、レベルごとにおススメの問題集をいくつかご紹介します。
リスニングが苦手な人向け:iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング (TOEFLテスト完全攻略シリーズ)
TOEIC対策でも有名なロバート・ヒルキ先生の本です。
スクリプトがついていて、自分が聞き取れなかったところを目で確かめることができるのはもちろんですが、メモの取り方のポイントなど細かいテクニックも網羅されていることがおススメのポイントです。
一方、問題文のスピードは本番に比べると少し遅いです。
また、最初は短めの問題から徐々に長いものへと移っていくため、得点が伸び悩んでいる人が少しずつレベルアップしていくための練習用として特に向いています。
唯一改善してほしいなあと思うのは、本のサイズ上、レイアウトが若干みづらいことですね・・。
中級者向け:Barron’s TOEFL Guide IBT Superpack
海外の問題集です。これも本番よりは少しやさしめだと思います。ただ、形式とか問題文の長さはほぼ本番どおりのため、上記の問題集を終えた人にお勧めです。
ちなみに、他のセクションもこの問題集に全部入っていますが、ライティングやスピーキングはちょっと「ん?」というところがあります。
なので、よほど余裕のある人以外はリスニング専用の問題集として使うことをお勧めします。
リスニングが得点源の人向け:Delta’s Key To The Next Generation TOEFL Test: Six Practice Tests for the IBT
いろいろなところでも評価の高いこの問題集。
たしかに、リスニングの問題はザ・アメリカ英語(ジ・か笑)といったところです。
難易度もほぼ本番と同様ですし、スクリプトもきっちり用意されていてやりこむにふさわしい問題集です。
CD6枚で演習量も十分。適宜、終わった問題をダウンロードするなりして、普段の聞き込み用の教材とするのもおススメ。
これら3冊に加え、Official Guideでみっちり練習するのが一番です。
まとめ
忙しいMBA受験ですが、海外に行ってからも通じるリスニング力を養成できるのはTOEFLの勉強が最初で最後。
ですので、ここだけは多少時間をかけてでも一定のレベルに達することができるようしっかり練習しましょう!