皆さんこんにちは。
今回はTOEFL Listeningの概要についてお伝えします。
一朝一夕にリスニング力は上がらないものですが、ポイントを押さえて効率よく得点できるようにアドバイスさせていただきます。
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TOEFL Listeningの概要
まず、TOEFL Listeningについて、まず最初に知っておくべきポイントをコンパクトにまとめました。以下の4点です。
・聞く内容は「講義」あるいは「会話」のいずれか
・登場人物は大体の場合、「教授、教育助手、学生、大学職員」のみ。
・1つの内容につき、質問数は5,6問。
・点数は、ほぼ1問につき1点とカウント。
これだけでも、少しは的が絞れてくるのではないでしょうか。
他のセクション同様、アカデミックな環境下でのリスニングを想定していますので、まったく学校生活に関係のない話は絶対出題されません。
大学(院)のキャンパスにいることをイメージして対策しましょう。
TOEFL Listeningの出題傾向
続いて、Listeningパートの傾向についてです。
出題方式はほぼ固まっています。
上記したとおり、TOEFLのリスニングは「講義」か「会話」のいずれか。
講義は全部で4~6題出題され、1つにつき3~5分。語数にして500から800語。講義1題あたりの設問は6問と決まっています。
会話は全部で2~3題出題され、1つにつき約3分。会話1題あたりの設問は5問と決まっています。
なお、問題構成も決まっていて、
会話1題+講義2題というのが1セット。これが2ないし3セットあります。
3セットの場合、Reading同様採点に影響されないダミー問題が混じります。
ダミー問題についてですが、巷では「3セットの場合、最後がダミー」ということがまことしやかに語られていますが、これは複数回受験してみないと正直言ってわかりません。
それに、過去ダミー問題と言われていたものが、今でもまだ正式な問題になっていないとだれが確証をもって言えるでしょう?
なので、私は少なくとも最初のうちはリスクを負うことなく全問きちんと回答することをお勧めします。
TOEFL Listeningの基本的な対策
私は、リスニングそのものは人に教えられるものではないと思っています。
人間が何の道具も使わずに外部から他人の耳の機能を向上させることなど不可能だからです。
ただ、リスニングの基礎となるものについてはお示しできると思いますので、その点に絞ってお話をさせていただきます。ポイントは以下3つです。
単語力をつける
当たり前ですが、自分の頭に入ってない単語を言われてもわかりません。であれば、1語でも多く自分の「守備範囲」を広げるしかないですよね。
ちなみに、Readingと違って、ここでいう単語力は
「その単語のアクセント・発音が頭に入っていて、言われたときにわかる」
という意味です。
従い、単語を覚えるときにはきちんと正確な発音もセットにして覚えましょう。
幸いなことに、リスニングで使われる単語はReadingよりも簡単なものが多いですし、仮に難しい単語が出たとしても、説明が行われる場合がほとんどです。
(特に)アメリカ英語の発音ルールを理解する
音声が聞き取れない場合、そこには一定のパターンがあることが多いです。
TOEFLの大部分はアメリカ英語であるため、アメリカ英語の発音、イントネーションのパターンを予め頭にいれておくことで理解の助けとなります。
スクリプトを見ながらでまったくかまいませんので、「アメリカ人はこの文章をこう発音する」ということをじっくり理解することがリスニング力向上の近道です。
記憶力を上げるか、メモの取り方を工夫する
TOEFLのリスニングがなぜ難しいかというと、問題文の流れる時間が圧倒的に長く、すべてを覚えきれないから。
特に高得点をあげたいのであれば、多少細かいことであっても記憶にとどめておく必要があります。
そのためには自分の記憶力を上げるか、メモをきちんと取るように訓練するかのいずれかです。
これは一朝一夕に身につきませんが、まず自分が記憶力タイプか、メモ取りタイプかはわかっておいたほうがいいです。
練習問題を解く際、メモあり、なしを比較してみて、どちらがやりやすいか判断するといいでしょう。
ちなみに、メモを取るなら「ルー大柴形式」にしましょう。
漢字を書いている余裕もないですし、ぱっと日本語が思い浮かばないこともよくあります。
自分がわかればいいだけなので、たとえば
「Photoシンセシスはplantsがえいよーつくるにはessential process」
みたいな感じでぜんぜん大丈夫です。
ちなみに、Photoシンセシス(Photosynthesis)は「光合成」です。
まとめ
あまり夢のない話で申し訳ないのですが、TOEFLのリスニングには近道がありません。ひたすら練習あるのみ。
ただし、限られた時間の中でも有効な練習方法やお勧めの教材は別のページでご案内していますので、よろしければぜひそちらも覗いてみてくださいね。